本庶氏が指導の研究室公開 「神戸医療産業都市推進機構」

　本庶佑京都大特別教授の指導を受けている「免疫機構研究部」の研究室。手前は太田明夫部長＝２日午後、神戸市

　ノーベル医学生理学賞受賞が決まった本庶佑京都大特別教授（７６）が理事長を務める公益財団法人「神戸医療産業都市推進機構」（神戸市）は２日、本庶氏の指導を受けている「免疫機構研究部」の研究室を報道陣に公開した。

　研究室では、本庶氏らが発見して受賞の決め手となったタンパク質「ＰＤ１」を実験に使用。製薬会社とも連携し、リウマチや大腸炎などの症状を改善させるための基礎的な研究をしている。

　太田明夫部長によると、本庶氏が訪れるのは月に２、３回。約１０人の研究員とミーティングし、提出されるデータに目を通す。その際は、一人一人の進み具合を詳細に確認する。

（共同通信社）

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