JR東日本は1日未明、首都圏の在来線全線について始発から運転を見合わせると発表した。東海道新幹線は東京、品川、新横浜の各駅から出発する下り列車など一部運転を見合わせた。台風24号による被害状況を調べ、安全が確認できた区間から順次運転を再開するとしている。関東甲信地方では約50万軒で停電も発生している。
同社は台風24号の接近に備え、9月30日午後8時以降、首都圏の在来線全線を運休。1日は一部区間を除き始発から通常通り運行するとしていた。午前6時現在、山手線、京浜東北線、中央・総武線(各駅停車)、埼京線などは運行を再開した。
JR東海によると、東海道新幹線は下りは三島―名古屋間の各駅から出発する列車は始発から運転したが、新横浜―豊橋間で台風による倒木などがあり、午前6時35分現在で上下線で運転を見合わせた。上りは浜松―三島間から出発する列車は始発から運転を見合わせ、新大阪―名古屋間の各駅から出発する列車は始発から運転する。
東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線は始発から通常通り運転している。
日本航空によると、1日の国内線は午前6時現在で90便の欠航が決まった。全日空は1日の国内線について午前6時45分時点で105便の欠航を決めた。
東京電力によると、関東甲信地方で停電が発生している。1日午前6時半時点で停電しているのは神奈川県内で約16万軒、千葉県で約10万軒、東京都で約4万8千軒など。
気象庁によると、強い台風24号は1日午前5時現在、岩手県一関市付近を時速約85キロで北東へ進んでいる。中心の気圧は970ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の南東側280キロ以内と北西側150キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。
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