秋田県大館市の市立扇田病院は2日までに、会計業務の委託先に勤めていた40代の女性が今年4月までの約9年間、外来患者が納めた診療費約1億1700万円を着服したと明らかにした。
病院によると、6月下旬、病院職員が5月分の外来診療費の収納金を集計。前月よりも2.4倍に増えていたため、領収書の控えなど過去の記録を調べると、一部が病院の会計に納められていないことが発覚した。
4月末に依願退職した女性に事情を聴くと、「借金の返済に充てた」と着服を認めた。診療費の請求一覧表から、抜き取った金額分のデータを削除するなどしていた。診療費の収納を主に1人で担当しており、誰も気付かなかったという。
病院は今後、刑事告訴するかどうか弁護士と検討する。委託先の業者には7月20日、損害賠償を請求した。〔共同〕
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