ディー・エヌ・エー(DeNA)と小学館は2017年8月3日、デジタルメディア事業を運営する共同出資会社を設立すると発表した。小学館の記事作成とDeNAのシステム構築・運用、それぞれのノウハウを持ち寄る。新しく開設するメディアサイトには「MERY」の名称を引き継ぐ。ネット記事をまとめるキュレーション記事や一般利用者からの投稿記事は受け付けず、独自の記事を作成する方針だ。
新会社の社名はMERYで、8月8日に設立する。資本金は6億5万円(資本準備金を含む)で、出資比率は小学館が66.66%、DeNAが33.34%。社長には小学館の山岸博副社長が就く。
記事はオリジナル、クラウドソーシングは使わない
新会社は年内をめどに事業を始める。女性向けファッション情報を中心にしたメディアサイトを新しく開設する。
新会社は「従来のMERYにおける運営体制を抜本的に刷新して、全ての記事を新たなプロセスに則り作成し、新しいMERYの誕生を目指す」。具体的な記事作成プロセスは未定だが、独自に企画、執筆、編集したオリジナル記事を掲載する方針という。「何かの寄せ集めで記事を作ることは想定していない」(DeNA)、「現状の方向性としては、一般投稿記事は一切載せない」(小学館)。
従来のMERYなどDeNA傘下のキュレーションメディアではクラウドソーシングを使い、不特定多数の書き手に記事執筆を依頼することがあったが、この手法は「使わないと決定した」(DeNA)。書き手は新会社が組織するという。
MERYの名称を引き継ぐのは、MERYのブランドが「若い女性に支持されている」(小学館)と判断したためだ。記事や写真の著作権侵害の恐れがあるなど「問題が生じたサイトであることは承知しているが、運営体制を刷新することで多くの女性に支持されるメディアを新たに作れるのではないか」(同)。
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