2018年3月2日金曜日

米経済の過熱示す兆候なし、労働市場に依然改善の余地も=FRB議長

[ワシントン 1日 ロイター] - パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は1日、上院銀行委員会で証言し、米経済が過熱している兆候はなく、労働市場には依然、改善の余地があり得るとの認識を示した。

議長は「経済が過熱していることを示す兆候はない」とした上で、失業率が4.1%に低下していることは、労働市場が最大雇用もしくはそれに近い状態にあるか、むしろ最大雇用をやや超えているとみなされるが、その一方で「賃金が決定的に上昇していることを示す兆候はなく、賃金インフレが加速点に達していることを示すものは何もない」と語った。

足元のリスクは、過去の金融危機からの回復時と比較して「より両面的」であり「後手に回る事態を引き起こさないことが望ましい」と述べた。

その上で、FRBは現時点で「金利の段階的な引き上げ」が可能であり、「それこそはFRBがこれまで進んできた道筋であり、今後も適切であり続けると予想される」と話した。

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Read Again https://jp.reuters.com/article/usa-fed-powell-0301-idJPKCN1GD5YM?il=0

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