2018年3月20日火曜日

松屋、牛めし・定食を値上げ 首都圏は「並盛」据え置き

 牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズは20日、「牛めし」などの主力メニュー12品目を税込みで10円~50円値上げすると発表した。値上げは4年ぶり。米国産牛肉やコメなどの原材料と人件費が高騰したのが要因という。約950店舗の大半で、4月3日午後2時に改定する。

 牛肉の品質を高め、東京や埼玉、千葉など首都圏の約580店舗限定で販売する「プレミアム牛めし」の「大盛」を10円上げて530円に、さらに量が多い「特盛」は20円上げて650円にする。「並盛」(380円)は据え置く。

 ほかの店舗で取り扱う「牛めし」の並盛は30円上げて320円に、大盛などは40円、特盛は50円、それぞれ引き上げる。全店共通の「牛焼肉定食」はすべてのサイズで10円、「カルビ焼肉定食」も20円上げる。

 牛丼業界では、「すき家」が昨年11月に値上げに踏み切っている。一方、「吉野家」は「客離れにつながるため、値上げできない」(広報)と慎重な姿勢だ。(高橋末菜)

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