2018年3月14日水曜日

技能実習生が除染従事=事前説明なく「健康心配」

技能実習生として来日し、福島県で除染作業に従事していたベトナム人男性(手前左から2人目)=14日午後、東京都千代田区

 技能実習生のベトナム人男性(24)が、会社から十分な説明なしに東京電力福島第1原発事故の除染作業に従事させられていたことが14日、分かった。男性を支援する全統一労働組合が東京都内で記者会見し、明らかにした。
 同組合などによると、男性は2015年9月、「建設機械・解体・土木」の技能実習生として来日し、同10月から盛岡市の建設会社に雇用された。
 同月から16年3月、福島県郡山市で汚染土壌の入れ替え作業などに従事。契約書に「除染作業」の記載はなく、男性によると作業内容や放射能の危険性についての説明もなかった。
 16年9~12月、避難指示区域だった同県川俣町で被災建物の解体工事に携わった。従事者には環境省から1日6600円の特別手当が支給されたが、男性に手渡されたのは2000円だけだった。
 現場責任者に詳細を尋ねたが、「嫌なら国へ帰れ」と取り合ってもらえず、男性は17年11月に会社の寮を出て、同組合に相談した。会社は団体交渉で「マスクの着け方は指導した」「他の会社も技能実習生に行わせている」などと返答したという。
 男性は「将来の健康を心配している」と話し、「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平代表理事は「除染作業は、それに見合った労働基準で行うべきだ」と訴えた。(2018/03/14-19:36)

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