[デトロイト 2日 ロイター] - 自動車メーカー主要各社が公表した9月の米自動車販売台数は大幅減となった。大型ハリケーン「フローレンス」の打撃を受けた地域での販売減が一因となった。
また、前年同月の販売台数は、ハリケーン「ハービー」の影響を背景とした自動車買い替え需要が旺盛で2005年以来の高水準となっていたことから、比較ベースでの落ち込みが顕著となった。
こうした中、フィアット・クライスラー(FCA)(FCHA.MI)のみが全体の流れに逆行し、販売台数は15%増加。米自動車第2位のフォード・モーター(F.N)を抜いた。「ジープ」ブランドやピックアップトラックの「ラム」が好調だった。
フォードは11.2%減。とりわけセダンの低調が目立ち、26%の落ち込みとなった。売れ筋で利益率が高いピックアップトラック「Fシーリズ」も約9%減、スポーツ多目的車(SUV)も2.7%減少した。
ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)の第3・四半期の販売台数は前年同期比11.1%減。乗用車を中心にすべての主要ブランドの販売が減少した。同社は月次販売データを公表していない。
日本勢も低調。トヨタ自動車(7203.T)は10.4%減。セダンは約28%急減。とりわけ主力「カムリ」の販売は17%の落ち込みとなった。SUVとピックアップトラックの販売も0.3%減。
日産自動車(7201.T)は12.2%減。SUV・ピックアップトラックの販売が6.6%増加したものの、乗用車が35.7%の大幅減となり、全体を圧迫した。売れ筋のSUV「ローグ」も10.6%減。
ホンダ(7267.T)は7%減。乗用車は19%減、SUV・ピックアップトラックは6.3%増だった。人気「アコード」は15%の落ち込みとなった。
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