24日の米ニューヨーク株式市場は、米経済の先行き不透明感が強まったことなどを受け、大企業でつくるダウ工業株平均が大幅に続落した。終値は前日比608・01ドル(2・41%)安い2万4583・42ドル。7月上旬以来、3カ月半ぶりの安値水準に落ち込み、年初来でもマイナスに転じた。
航空機ボーイングが発表した2018年7~9月期決算が好調だったことなどから、ダウ平均は午前中に値上がりする場面があった。しかし、米商務省が発表した9月の新築一戸建て住宅販売件数が、市場の予想を大きく下回った。米長期金利の上昇が景気を冷やしかねないとの警戒感が強まった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に発表した全米12の地区連銀による景況感報告(ベージュブック)は、原材料コストの増加など貿易摩擦の影響が広がっていることを指摘。投資家心理がさらに冷え込んだ。ダウ平均は取引終盤にかけて、「売りが売りを呼ぶ」急落となった。
住宅ローンの販売が鈍るとの見…
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