2017年8月25日金曜日

NY円、反落 1ドル=109円50~60銭 FRB議長の講演控え売り

【NQNニューヨーク=古江敦子】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落した。前日比50銭の円安・ドル高の1ドル=109円50~60銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長による25日の講演を控え、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢だった。

 イエレン議長はジャクソンホール会議で「金融の安定」をテーマに講演する。市場では金融政策の見通しを示さないとの見方が多いため「講演で利上げや保有資産の圧縮に改めて言及した場合はドル買いが強まる可能性がある」(コモンウェルス・フォーリンエクスチェンジのオマー・エシナー氏)との指摘があった。

 取引終盤に講演内容を見極めたいとのムードが強まるのにつれ、米政治の不透明感から積み上がっていた円買いの持ち高を解消する売りが出た。米長期金利が上昇したのも日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いを誘った。

 もっとも、円相場は下げ渋る場面もあった。7月の米中古住宅販売件数は前月比1.3%減だった。市場予想(0.5%増)に反して減少したのを受け、円買い・ドル売りが入った。

 円の安値は109円60銭、高値は109円12銭だった。

 円は対ユーロで反落した。前日比55銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円25~35銭で取引を終えた。

 ユーロは対ドルで小反落した。前日比0.0010ドル安い1ユーロ=1.1795~1805ドルで終えた。25日にはジャクソンホール会議で欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も講演するため、内容を見極めたいとして持ち高調整を目的としたユーロ売りが優勢だった。

 これまではECBが近く量的金融緩和の縮小を示唆するとの観測がユーロ相場を支えていた。25日の講演で「金融政策の正常化に言及しなかった場合はユーロに手じまい売りが膨らむ可能性が高い」(BNPパリバのダニエル・カッツァイブ氏)との警戒も相場の重荷となった。

 ユーロの安値は1.1788ドル、高値は1.1814ドルだった。

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