2017年8月25日金曜日

窯業原料会社を捜索 中央道土砂崩れ

■汚泥投棄疑い 岐阜県警

 車4台が巻き込まれ、6人が重軽傷を負った岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道の土砂崩れで、県警は24日、崩落現場に産業廃棄物を不法投棄していた疑いがあるとして、近くの窯業原料メーカー「丸釜釜戸陶料」の本社や工場などを廃棄物処理法違反容疑で捜索し、関係書類などを押収した。捜査関係者によると、同社の水野辰英会長は県警の任意の調べに対し容疑を認めているといい、県警は押収資料を分析するなどして投棄の実態を解明する。

 捜査関係者によると、産廃は、陶磁器原料などの製造過程で出た汚泥で、敷地内の採石場跡地に不法投棄した疑いがある。捜索は24日午前7時頃から午後4時10分頃まで、約40人態勢で本社や廃棄物が埋められていた現場近くの「第3工場」、同社の水野会長宅などの関係先数か所で行われ、関係書類や窯業原料のサンプル、パソコンなど計約580点を押収した。今後精査し、崩落した斜面の現場検証も行う。

 県によると、汚泥は中央道脇の斜面を削って、高さ25~30メートル、奥行き約30メートル、横幅は最大19メートルにわたって埋められていたが、18日夜の大雨で崩落し、ほとんどが流出。中央道に流れ出たほか、高速道路近くの側道を伝って住宅街にも流れ込んだ。汚泥には大きさが5マイクロ・メートル以下の微粒子を含む粉じんに、じん肺やがんのリスクがあるとされる「結晶質シリカ」が含まれる。

 県は現場に投棄された廃棄物のうち、1トン入りの樹脂袋に入っていたものは大半が結晶質シリカだったとみている。同社は多治見労働基準監督署の聞き取り調査に対し、4~30マイクロ・メートルの結晶質シリカを半導体の絶縁材料などに用いているとし、投棄された廃棄物全体に占める割合は約30%と説明したという。

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