2017年8月26日土曜日

西武船橋店、来年2月閉店 南口の象徴に幕「残念」

 千葉県内の大型デパートがまた1つ閉店することになった。25日発表された西武船橋店(船橋市本町)の来年2月末の閉店。今年、開店50年の節目を迎えるJR船橋駅南口の西武は、北口の東武とともに駅前のシンボル。その一角がシャッターを下ろすこととなり、地元の市や商工関係者からはため息と惜しむ声が入り交じった。

 この日、西武船橋店で買い物客らにも衝撃が走った。千葉市の会社員、石田真澄さん(32)は「ショックです。職場が近くなので昼食に来ていた。品ぞろえが良く、贈答品や手土産を買っていた。不便になります」と話した。

 船橋市の60代の男性も「月に1、2回は買い物に来ていたのに…、残念」と驚いた様子だった。船橋市の松戸徹市長は「象徴的な百貨店の閉店は残念でならない」とのコメントを出して惜しんだ。

 そごう・西武によると、同店は昭和42年9月に開店した。平成10年に本館を改装し、「ロフト」がオープン。売り場面積は約4万2千平方メートルで、現在は社員と契約社員計約300人が働いている。

 同社によると、バブル期に売上高が551億円(平成4年2月期)とピークに達したが、周辺の商業施設が充実したことなど競合環境も厳しく、直近の売上高は169億円(平成29年2月期)と、ピーク時の約3割に落ち込んだ。

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