トヨタ自動車は米国の公道で実施していた完全自動運転システムの試験を一時的に停止した。米ウーバー・テクノロジーズの自動車が米アリゾナ州で自動運転モードで走行中、歩行者の女性をはねて死亡させたことを受けた措置。事故を起こした自動車には、安全を確保するため人が乗っていた。
トヨタの広報担当、ブライアン・ライオンズ氏は、「今回の事故は当社の試験ドライバーに心理的な影響を及ぼす可能性があると考え、当社は公道でのショーファー(自動運転)モードの試験を一時的停止を決定した」と電子メールで発表。ウーバーの事故の原因や自動運転セクターの将来に及ぼす意味合いについて、臆測することはできないと指摘した。
ライオンズ氏によると、トヨタは自動運転車の路上試験をミシガンとカリフォルニアの両州で実施していた。同社では対象車両を少数にとどめ、技術向上に速やかに対応できるようにしているとし、具体的な台数は明らかにしなかった。
原題:Toyota Pauses Robot-Car Program Citing Drivers’ Emotional Toll(抜粋)
Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-20/P5WEQWSYF01U01
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