自民党の岸田文雄政調会長は21日、訪問先の香港で投資家らを前に講演し、アベノミクスの柱である金融緩和政策について「中小金融機関が大変厳しいし、景気循環のありようを考えると、いつまでもこの政策を続けることはできないと考える人が多い」と指摘した。そのうえで「(金融緩和政策の)出口のタイミングを考えることが大事だ」と訴えた。
岸田氏は企業収益や雇用面でのアベノミクスの成果を強調する一方、「社会の持続可能性」に関わる中長期的な課題として財政再建や少子高齢化への対応に言及。「財政再建がなければ将来の消費(拡大)もないし、政策の足かせになる。今の日本の状況を考えると、もう少し財政再建を強調することが大事ではないか」と述べた。(香港=今野忍)
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