全米不動産業者協会(NAR)が発表した2月の中古住宅販売件数は市場の予想以上に増加し、3カ月ぶりのプラスとなった。在庫が少ないにもかかわらず、雇用増加や減税で需要が支えられていることが示唆された。
中古住宅販売のハイライト(2月) |
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NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は記者団との電話会議で、「住宅価格の上昇は全く止まっておらず、底堅く力強い住宅需要を証明している」と指摘。「価格が下がっているならば、転換点の可能性を示唆している可能性があるが、そうした状況はあまり見られない」とし、在庫状況は引き続き「非常にタイトだ」と述べた。
販売を地域別でみると、4地域のうち西部で11.4%増加。南部では6.6%伸びた。一方、北東部では12.3%、中西部は2.4%いずれも減少した。
販売に対する在庫比率は3.4カ月で、1月から変わらず。NARは同比率が5カ月を下回ると供給タイトと認識している。
一戸建て販売は4.2%増の年率496万戸。集合住宅は6.5%減の58万戸だった。
統計の詳細は表をご覧下さい。
原題:U.S. Existing-Home Sales Rebound Even as Inventory Remains Tight(抜粋)
Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-21/P5Y1P7SYF01T01
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