インターネット通販大手のアマゾンジャパンは4日注文受け付け分から、商品の配送送料を値上げした。送料値上げは「全品無料」のサービスをやめた2016年春以来。物流業界の人手不足から配送費用が上昇しており、消費者に応分の負担を求めることになる。
従来は注文金額が2000円未満の場合、送料は全国一律で350円だったが、今後は本州と四国(離島を除く)は400円、それ以外は440円となる。2000円以上の注文や、有料のプライム会員などは引き続き送料無料。値上げの対象は、アマゾンが直販する商品と、個人や法人が商品を出品するもののうち、アマゾンが配送を担う商品。同社は「さまざまなビジネス環境の変化を総合的に踏まえて、料金を見直した」とコメントした。
通販業界では、昨秋からの宅配大手の相次ぐ値上げにより、送料を改定する動きが広がっている。通販大手のニッセンは、一定額以上を買うと送料を免除する「送料無料」サービスを3月29日に廃止。ベルーナも4月1日、「現状の送料価格を維持することが困難」として同サービスを取りやめた。衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイも17年11月に同サービスを廃止し、送料を一律200円とした。【今村茜】
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