2018年4月3日火曜日

日銀3月調査、企業物価見通し横ばい 0・8%上昇

 日銀が3日発表した3月の企業の物価見通し調査は、全規模全産業の1年後の消費者物価予測が、平均で前回の昨年12月調査から横ばいの前年比0・8%上昇となった。3年後と5年後も、前回と同じ1・1%上昇だった。

 2日に発表した3月の短観で、大企業製造業の景況感は2年ぶりに悪化した。高水準は維持しているが、国内景気の拡大は足踏み状態となった可能性がある。物価上昇の見通しも上がらず、日銀が見込む平成31年度ごろの物価上昇率2%の実現は遠いままだ。

 大企業の製造業と非製造業の1年後の予想は前回と同じ0・6%上昇だった。中小企業では製造業の1年後が0・1ポイント上がり、1・0%上昇すると見込んだ。

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