
台風21号で浸水した関西空港の外国人入国者数が、旅客ターミナルの運用全面再開前日の20日時点で前年の5割程度にとどまったことが21日、大阪入国管理局への取材で分かった。関空を運営する関西エアポートによると、国際線を中心に搭乗率が以前の水準を下回っている。国際拠点空港の復活をどうPRするかが、インバウンド(訪日外国人客)需要取り込みの課題となる。
大阪入管によると、9月1~3日の外国人入国者数は各日2万人台だったが、全面閉鎖した4日、速報値で3099人(対前年比約19%)に落ち込んだ。8日、浸水を免れた第2ターミナルビルとB滑走路を使用して国際線の一部が運航再開したものの、わずか197人(同1%)だった。
第1ターミナルビル南側エリアとA滑走路の運用が再開された14日は6601人(同36%)へとやや持ち直した。連絡橋の鉄道が運転再開し、アクセスが大幅に改善した18日に8048人(同41%)、20日も1万424人(同53%)と増えたが回復ペースは緩やかだ。
関西エアの担当者は「国際線は普段、平均すると8割強の搭乗率だが、今はもっと低くなっている。風評被害もあるのではないか」と指摘。「韓国や中国ではこれから旅行が盛んになる。お客さんを関西に呼べるよう準備したい」と話す。
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