2018年10月24日水曜日

米国株、ダウ続落し125ドル安 決算に失望売りも終盤に下げ渋る

【NQNニューヨーク=森田理恵】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比125ドル98セント(0.5%)安の2万5191ドル43セントで終えた。中国などの海外株安で投資家心理が悪化。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が朝方発表した2018年7~9月期決算も市場の失望を誘い、ダウ平均は一時548ドル下落した。

一時は前日比500ドル以上下落したニューヨーク証券取引所=ロイター

朝方の機械的な売りが一巡した後は好決算銘柄や出遅れ株に買いが入った。取引終盤には急速に下げ渋る場面があった。

キャタピラーは決算で12月期通期の業績見通しを据え置いた。発表資料ではトランプ政権による鉄鋼関税が原材料コストを押し上げていると説明し、嫌気した売りが膨らんだ。3Mは7~9月期決算が市場予想を下回ったうえ、12月期通期の1株利益の見通しを下方修正した。

2銘柄ともダウ平均構成銘柄のうち、代表的な中国関連とみなされている。政府の景気刺激策後も中国株は戻りが続かず、中国景気の減速懸念が強いことも売りに拍車を掛けた。

世界的な株安で安全資産とされる米国債が買われ、長期金利が低下した。利ざや縮小の思惑からゴールドマン・サックスなど銀行株が下落。原油安でシェブロンなど石油株も売られ、ダウ平均を押し下げた。

もっとも、朝方は米株の変動性指数(VIX)の上昇を受けた機械的な株売りもあったもよう。200日移動平均を下回り、テクニカルに着目した売りも出たとみられている。こうした売りが一巡した後は徐々に下げ幅を縮める展開だった。

23日は航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)や外食のマクドナルド、通信のベライゾン・コミュニケーションズが決算発表後に買われた。ほかの通信関連や消費財・小売関連の一角に買いが向かい、相場を下支えした。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比31.090ポイント(0.4%)安の7437.539で終えた。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなど週内に決算発表を控える銘柄が大きく売られた。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど半導体関連も軟調だった。ただ、相場全体が戻りを試すのにつれてアップルやアルファベット(グーグル)など主力株が買われ、指数も小幅高に転じる場面があった。

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