
◇KYB不正 西伯病院、ダンパー2本
油圧機器大手「KYB」(東京都港区)と同社子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、KYBは23日、西伯病院(南部町)に納入された免震オイルダンパー4本で改ざんが確認され、うち2本は国の基準に適合していなかったことを明らかにした。県立中央病院(鳥取市)と鳥取赤十字病院(同)のダンパーについては、改ざんの有無は「調査中」とした。
同社などによると、県内では同社の子会社が製造したダンパーが中央病院の新病院棟(建設中)に20本、5月に全面開業した赤十字病院の本館と西伯病院に各8本納入された。この日は、KYBの佐藤元・常務執行役員らが県庁と3病院を訪れ、「ご迷惑をおかけして申し訳ない」などと謝罪した。
西伯病院は5階建て約1万5800平方メートルで、2004年の改築時に問題のダンパーが設置された。同社によると、改ざんされた4本中2本は実際の数値が国土交通省の基準に適合しておらず、残り2本は基準内でありながら数値が書き換えられていたという。
同社は不適合の2本の数値を年内に改めて計測し、代替品に交換する予定だが、交換時期は「国に報告後、危険性の高い建物から順次、交換することになる」として明言を避けた。
同病院には約150人が入院しており、1日の外来患者は230~240人に上る。佐藤常務執行役員は「震度6~7程度の地震でも倒壊の危険性は低い」と強調したが、林原敏夫・病院事業管理者は「00年の県西部地震を踏まえ、最新の耐震・免震構造を備えた病院だと住民は誇りに思っていた。残念でならない」と怒りをあらわにした。
妻(89)が入院中の男性(92)は「災害時に最も頼るのは病院。早く安全を確保してほしい」と話していた。
一方、他の2病院の改ざんの有無に関しては、同社は「残っているデータが書き換えのものかどうか判明せず、調査中」と述べるにとどめた。
それに対し、赤十字病院の西土井英昭院長は「当病院は災害拠点病院の看板を背負っている。早急に確認し、患者や市民の不安を
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