26日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比47円23銭(0.22%)安の2万1221円50銭で前場を終えた。一時は70円程度下げる場面もあった。25日の大幅な下げを受けて朝方は自律反発を狙った買いが先行した。ただ中国景気の先行き懸念が消えず、買い一巡後は建設機械株など中国関連銘柄に売りが膨らみ、相場全体を押し下げた。
26日の中国・上海や香港などアジア各国・地域の株式相場は総じてさえない値動きで推移している。ファナックや安川電、コマツ、資生堂などの下げが大きかった。
25日の米国市場の取引終了後に発表されたアマゾン・ドット・コムとグーグルの持ち株会社であるアルファベットの2018年7~9月期売上高が市場予想を下回ったことも投資家心理に負担となった。日本時間26日のシカゴ市場の時間外取引で米株価指数先物が下落し、日経平均先物に売りを誘った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅に続落した。
東証1部の売買代金は概算で1兆2740億円、売買高は6億7090万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1270、値上がりは743、変わらずは97銘柄だった。
ソフトバンクが大きく下げた。25日に18年12月期の連結純利益予想を下方修正したキヤノンも安い。一方でファストリは大幅に上昇した。トヨタやホンダなど自動車株やアステラスや武田など医薬品株も高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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