2018年10月1日月曜日

首都圏の在来線、順次再開 東海道新幹線は運転再開

台風24号の影響で首都圏を中心に1日早朝から交通の混乱が続いた。JR東日本は在来線全線について始発から運転を見合わせた。順次再開したが、一部で再開のメドが立っていない。東海道新幹線も始発から一部で運転を見合わせたが、午前7時40分までに全線で運転を再開した。関東甲信地方の1都8県では1日午前4時時点で最大約56万世帯が停電した。

気象庁によると、台風24号で東京都八王子市では1日未明、観測史上最大となる45.6メートルの最大瞬間風速を記録。東京都心も午前1時半すぎに39.3メートルと過去3番目の強風を記録した。千葉県銚子市で42.0メートル、山梨県富士河口湖町で41.9メートル、福島県いわき市で41.5メートルなど、各地で強風を観測した。

台風の影響で線路内に倒木があり、復旧作業に追われるJR四ツ谷駅(1日午前、東京都新宿区)

台風の影響で線路内に倒木があり、復旧作業に追われるJR四ツ谷駅(1日午前、東京都新宿区)

JR東日本によると、始発から全線で運転を見合わせた首都圏の在来線は設備の点検が終了した区間から順次再開。午前7時現在で再開のメドが立っていないのは中央線快速(東京―新宿間)のほか、横須賀線(大船―久里浜間)、武蔵野線(南越谷―西船橋間)。

空の便は9月30日に大幅にダイヤが乱れたことが影響し、機体の手配がつかないなど欠航が相次いだ。1日の国内線では日本航空が午前6時現在で90便を欠航。全日空は午前6時45分時点で105便の欠航を決めた。

東京電力管内では東京都など1都8県で最大約56万5千軒が停電した。1日午前8時時点で停電しているのは約43万軒神奈川県内で約14万5千軒、千葉県で約8万8千軒、茨城県が約6万軒、東京都で約3万5千軒など。

黄円の範囲は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域、白の点線は予報円。薄い赤のエリアは暴風警戒域

黄円の範囲は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域、白の点線は予報円。薄い赤のエリアは暴風警戒域

気象庁によると、強い台風24号は1日午前7時現在、青森県八戸市の東約90キロを時速約95キロで北東へ進んでいる。中心の気圧は970ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の南東側280キロ以内と北西側150キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。1日午後には温帯低気圧に変わるとみられる。

北海道・東北では1日昼前にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る見込み。気象庁は大雨や高波、暴風や高潮に警戒するよう呼びかけている。

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