任天堂は今期(2018年3月期)の営業利益予想を1600億円に上方修正した。従来予想は1200億円だった。昨年春に販売を始めた家庭用ゲーム機「スイッチ」の販売好調が寄与した。営業利益が予想を達成すれば、前期実績の5.4倍となり7年ぶりの水準に拡大する。同社が31日に開示した。
任天堂の営業益予想はブルームバーグが集計したアナリスト21人の予想平均1463億円を上回る。同時に今期の売上高予想を1兆200億円(従来予想は9600億円)に、経常利益を1750億円(同1250億円)に、純利益を1200億円(同850億円)にそれぞれ増額修正した。
スイッチの今期販売台数見込みは1500万台(同1400万台)に上方修正した。4-12月期の販売台数は1210万台だった。通期の売上高が1兆200億円を実現すれば、11年3月期以来7年ぶりの高水準となる。
任天堂の君島達己社長は決算会見で、スイッチについて1年目は好調な滑り出しとの認識を示した上で、「子どもと親御さんが一緒に遊べるようなゲームも出していきたい」などと述べ、販売拡大に意欲を示した。来期については「2000万台を超えていければ非常にいい。私としてはチャレンジし甲斐のある数字だ」と述べた。
任天堂が発表した4-12月期の数値から、ブルームバーグが前半6カ月分を差し引いて計算した10-12月の営業利益は、前年同期(323億円)比で約3.6倍の1165億円で、10年10-12月期(1923億円)以来の額となった。スイッチの好調に伴いゲームソフトの収益も寄与した。
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