2018年1月29日月曜日

人やサルで排ガスの影響試験 VWやBMWなど出資機関 地元紙

 南ドイツ新聞(電子版)は29日までに、同国自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とダイムラー、BMWの出資する研究機関が、ディーゼルエンジン車の排出する有害物質の窒素酸化物(NOx)について、無害なことをアピールするために人やサルを使った試験を行っていたと報じた。

 ドイツ政府のザイベルト報道官は「道徳的に弁明の余地のない行為」と非難。ディーゼル車が出すNOxを巡っては2015年9月にVWの規制逃れ問題が発覚しており、ドイツ自動車業界への風当たりがさらに強まりそうだ。

 同紙によると、3社などが07年に設立した研究機関の12~15年の活動報告で判明。この研究機関が外部に委託し、サルを集めた小部屋に排ガスを流し込み血液などを検査。人の場合も被験者にさまざまな濃度のNOxを吸引させ、影響を調査し「反応や炎症は確認できなかった」などと結論付けていた。(共同)

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Read Again http://www.sankei.com/economy/news/180129/ecn1801290049-n1.html

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