「梅ジャム」は梅肉を煮詰めて砂糖や小麦などを加えたもので、戦後間もない1947年から製造されてきた。駄菓子屋に並ぶようになった人気を博したが、製造は高林社長がひとりで続けてきた。
『だがしかし』では第46かし(話)にて梅ジャムを扱っており、その中で「もしも高林氏が辞めてしまったら、梅ジャムは思い出の存在になってしまうかもしれない」とキャラクターが心配し、「梅ジャムの後継者になる」と言って旅に出ようとする場面がある。
それに対して物語の後半では高林社長の言葉を引用する形で、なぜ息子さんたちに継がせなかったのか、そこに込められた父親としての想いが語られる。
小学館のWEB漫画サイト『サンデーうぇぶり』では製造終了を受けて、この回の『だがしかし』を無料公開している。作者のコトヤマさんも「梅ジャム、「製造終了する前に描かせてもらえてよかったなあ」とか言っていいものなのか、難しくて悩んでしまいますね。お疲れ様でした、ありがとうございました」とツイッターで感謝を述べた。
この報せに梅ジャムを懐かしむ人々からは、「ソースせんべいに梅ジャム付ける文化はこれで途絶えてしまうんですかねぇ…」「給食でごはんにつけてのり巻いて食べた頃が懐かしいな」「自分で始めた商品を誰に押し付けるでなく、自分で閉じるってのはカッコイイ!」「製造終了してしまうのか…子供の頃の思い出がまた一つ消えてしまう」「だがしかしのおかげで製造終了する前に存在を知り、食すことができました。ありがとうございます」などの声が寄せられている。【ほかの画像を見る】駄菓子屋 イメージ
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