日本航空(JAL)は24日、都内で社長交代の記者会見を開き、植木義晴社長(65)と次期社長に内定した赤坂祐二常務執行役員(56)が出席した。主な一問一答は以下の通り。
――退任の理由は。
植木氏「今が引き時であると判断した。2012年の1月に当時の稲盛和夫会長から就任依頼をうけ、6年を一つの目標としてやろうと決めた。この6年間は常に変革を心がけてきたが、やりたいことや課題はいくらでもある。それは赤坂氏に託したい」
――赤坂氏を選んだ理由は。
植木氏「社長は勇気を持って己の信念を貫き、正しい決断をし続けなければならない。この点で赤坂さんが一番ふさわしい。できれば経営に現場を経験した人間が一人はいてほしい。そうでなければ航空会社の神髄が分からない」
――整備部門の経験をどう経営に生かすのか。
赤坂氏「現場では毎日様々なことが起こって、それを一つずつクリアしなければならない。その中で培った瞬発力や粘り強さを生かし、自然体としてやっていく」
――規模と収益性のどちらを重視するのか。
赤坂氏「いたずらに規模を追うより、しっかりとした収益性を確保することを前提とした事業展開を図る。過去に規模を追求したひずみや失敗があった。リソースも限られている」
――5年後、10年後にありたい姿は。
赤坂氏「ここ数年で格安航空会社(LCC)が本当に伸びてきている。共存共栄を図りながら、フルサービスキャリアとして力をさらに際立たせたい」
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