2018年1月26日金曜日

ムニューシン米財務長官:ドルへの立場変わらず-通貨安発言を説明

スイス・ダボスで行われている世界経済フォーラム(WEF)に参加する各国高官らは、通貨戦争に対する不安に立ち向かい、為替レートを主導するのは政府ではなく市場であるとの見解を堅持している。

  ムニューシン米財務長官はWEFでの記者会見とパネルディスカッションを通じ、前日のドル安容認発言について趣意を述べた。長官は「ドルが今ある水準での恩恵があり、コストもある」と述べ、「自分のドルに対する立場が変わったものではまったくない。(強いドルを主張してきた)これまでの財務長官の見解と若干異なるだろう」と続けた。さらに自由で変動ある通貨市場を支持していると加えた。  

  同長官は前日、「ドル安は貿易と機会に関連するため、もちろん、われわれにとって良いことだ」と発言した。トランプ米大統領が輸出拡大を積極的に目指していることから、投資家は長官の発言をドル売りのきっかけと受け止め、ドルは急落した。

  長官は貿易戦争を主張しているわけでなないと弁明したものの、ドル安は25日入っても続いている。

原題:Mnuchin Pushes to Calm Currency Jitters as Trump Lands in Davos(抜粋)

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Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-25/P349MXSYF01S01

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