2018年1月26日金曜日

ロンドン外為25日 円は3日続伸、ユーロは1.25ドル台、ECB総裁発言で

【NQNロンドン】25日のロンドン外国為替市場で円相場は3日続伸した。英国時間16時時点では、前日24日の同時点と比べて60銭円高・ドル安の1ドル=108円60~70銭だった。24日の米財務長官のドル安容認発言を受けて、ドルが主要通貨に対して売られた。円は午後遅くに一時108円59銭付近と、2017年9月中旬以来の円高・ドル安水準を付けた。

 円の対ユーロ相場は3日ぶりに反落した。同70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=135円90銭~136円ちょうどだった。

 ユーロは対ドルで4日続伸した。同16時時点に比べ0.0120ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2500~10ドルだった。午前は、良好なドイツ経済指標の発表がユーロ買いを支えた。午後には、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁による理事会後の記者会見から、ユーロ高が物価に与える悪影響への警戒はそれほど強くないと判断され、ユーロは一段高となった。同総裁の口先介入を予想していた市場関係者らの買いもあり、午後に一時1.2538ドル付近と14年12月中旬以来のユーロ高水準を付けた。

 英ポンドは対ドルで4日続伸した。同0.0080ドルポンド高・ドル安の1ポンド=1.4300~10ドルだった。午後に一時は1.4341ドル近辺と英国が欧州連合(EU)離脱を決めた16年6月以来のポンド高水準を付けた。ポンドは対ユーロで反落。朝方に一時は1ユーロ=0.8687ポンド前後と17年6月上旬以来のポンド高水準を付ける場面もあったが、午後にはユーロ買いに転じた。

 スイスフランは対ドルで4日続伸。午後遅くに一時は1ドル=0.9290スイスフラン近辺と15年8月下旬以来のフラン高水準を付けた。

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