2018年1月24日水曜日

京王線・井の頭線・都営新宿線2/22ダイヤ改正 - 準特急増発など

京王電鉄は24日、京王線・井の頭線のダイヤ改正について発表した。ダイヤ改正日は平日ダイヤが2月22日、土休日ダイヤが2月24日。東京都交通局も京王線と相互直通運転を行う都営新宿線のダイヤ改正を発表している。

「京王ライナー」明大前駅・調布駅は通過

京王線ではダイヤ改正に合わせ、座席指定列車「京王ライナー」がデビュー。新宿発橋本行・新宿発京王八王子行の2系統あり、それぞれ平日20時台以降・土休日17時台以降に5本ずつ、1時間おきの運転とした。

京王八王子行「京王ライナー1・5・9・13・17号」は平日・土休日ともに新宿駅を毎時0分発、橋本行「京王ライナー3・7・11・15・19号」は平日に新宿駅を毎時30分発、土休日に新宿駅を毎時20分発で運転。平日は京王八王子行・橋本行ともに深夜0時台まで列車が設定された。平日の最終列車「京王ライナー19号」は新宿駅を0時20分に発車し、京王多摩センター駅まで24分で結ぶ。新宿~京王八王子間は最速35分となる。

「京王ライナー」は他種別からの置換えではなく、すべて増発として運転されるとのこと。新宿駅を発車した後、京王八王子行は府中駅まで、橋本行は京王永山駅までノンストップで走行し、従来の特急・準特急が停車する明大前駅・調布駅などは通過する。座席指定料金は一律400円だが、「京王永山駅・府中駅以降からご乗車される場合、座席指定料金は不要です」とのこと。

京王線、平日夕夜間の一部特急を準特急に置換え

京王線・井の頭線のダイヤ改正では、「京王ライナー」の営業運転開始に加え、「朝のラッシュ時間帯の上り準特急の増発」「夕夜間時間帯の下り準特急の増発」「終電時刻の延長」がおもなポイントに挙げられた。

平日朝の時間帯、現行ダイヤの上りは新宿駅7時18分着の特急から同駅9時9分着の特急までの間、急行・区間急行・各駅停車のみの運転となっている。ダイヤ改正後はこの時間帯に準特急を6本増発(他種別からの置換えを含む)。京王八王子駅・橋本駅・京王多摩センター駅始発を2本ずつ設定し、これら6本の準特急の新宿駅到着時刻は7時28分・7時35分・7時44分・8時50分・8時54分・9時4分とされている。

平日夕夜間には、現行の下り特急の一部を準特急に変更。ダイヤ改正後、18~23時台の準特急の本数は計24本(現在は6本)、毎時3~5本の運転となり、深夜0時台にも準特急が1本設定される。笹塚駅にも停車する準特急の増発により、都営新宿線からの乗換えが便利に。千歳烏山・仙川方面への利便性向上も図られる。

終電時刻も一部変更。京王線では、平日の高尾山口方面の終電が新宿駅0時8分発(特急京王八王子行。北野駅で各駅停車に乗換え)となり、現在より8分延長される。井の頭線では、深夜に吉祥寺駅0時20分発・明大前駅0時35分着の列車が新設され、明大前駅で特急京王八王子行の終電(調布駅で区間急行京王多摩センター行、府中駅で各駅停車高幡不動行に接続)および各駅停車新線新宿行に接続する。

都営新宿線ダイヤ改正、10両編成さらに増加

京王線と相互直通運転を行う都営新宿線も、平日ダイヤは2月22日、土休日ダイヤは2月24日にダイヤ改正を行う。平日22時台に本八幡駅を発車する列車のうち、現行の笹塚行3本を橋本行に変更。都営新宿線から京王線への直通列車を増やすことで、都心方面からの帰宅時の利便性向上を図る。平日朝には京王多摩センター駅を6時1分に発車し、京王線内は急行、都営新宿線内は各駅停車となる本八幡行の列車が運転される。

8両編成で運転される一部列車の10両編成化も進められ、ダイヤ改正後は10両編成の列車が平日366本(現在は336本)・土休日332本(現在は309本)に増加。平日21~24時台に新宿駅を発車する本八幡方面の列車のうち、10両編成で運転される列車は現在の17本から7本増え、24本となる。他にも一部列車の時刻・行先・種別変更などを予定している。

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