[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の106円後半だった。日経平均の上げ幅拡大に連れて107円台まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。
朝方106.70円台で推移していたドルは、海外時間に買い戻された流れを引き継ぎ106.98円まで上値を伸ばした。期初の五・十日で仲値公示まで底堅い展開になるとの見方が出ていたほか、日経平均が300円を超える上げをみせたこともリスクオンの地合いに寄与した。
ただ、海外ファンド勢は最近の米中貿易摩擦関連の報道でドル/円が上下に振れた結果、損失を被ったところが多く「腰の据わったポジションを取る余裕がない」(外銀)との声も聞かれ、結局107円台に乗せきれずに午前の取引を終えた。
その後、後場に入り日経平均が上げ幅を400円超に拡大し、ドルは107.02円まで上昇。3週間超ぶりの高値をつけた。ただ、107円台の滞在時間は短く、株価が上げ幅を縮小するとドルも106円後半まで下げた。
市場では、3月の初めから続いている「105円台は買い場、107円台は売り場」というレンジ感があらためて意識されているという。
米中貿易摩擦の行方については、株式市場などで楽観的な見方も出ている。ただ、サンダース米大統領報道官は4日の会見で「中国側の態度に変化がないなら、われわれは前進する」と述べており、予断は許さない。
ドル/円
午後3時現在 106.89/91 1.2273/77 131.20/24
午前9時現在 106.77/79 1.2285/89 131.20/24
NY午後5時 106.77/79 1.2277/79 131.11/15
(為替マーケットチーム)
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