2018年4月1日日曜日

大阪メトロ誕生 初の公営地下鉄民営化 新規事業参入も

 大阪市営地下鉄が1日から民営化され、新会社「Osaka(オオサカ) Metro(メトロ)」(大阪メトロ)が誕生した。公営地下鉄の民営化は全国で初めてだ。1日早朝に御堂筋線なかもず駅で出発式が開かれ、始発電車が出発した。

 大阪市営地下鉄は1933年に全国初の公営地下鉄として梅田―心斎橋間で開業した。9路線133駅の地下鉄とニュートラムを新会社が引き継いだ。

 大阪市営地下鉄の2016年度の輸送人員は年間9億人で、関西大手私鉄5社をいずれも上回る。営業収益は1584億8千万円で私鉄5社で最高の近鉄と肩を並べる。株式は大阪市が100%保有する。

 新社長に就く元パナソニック専務の河井英明氏(63)は、線路への転落を防ぐ「可動式ホーム柵」の設置に力を入れ、ホテル経営や高齢者・子育て支援事業などへの参入も検討する方針を示している。子会社の大阪シティバスは大阪市営バスの運行を引き継いだ。

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