2018年11月24日土曜日

ユーロ圏11月総合PMI速報値は52.4、輸出不振で予想下回る

ロンドン 23日 ロイター] - IHSマークイットが発表した11月ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.4と10月の53.1から低下し、2014年終盤以来の低水準となった。世界経済の減速や貿易摩擦を背景に輸出が大幅に落ち込んだ。

ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値は53.0、最も低い予想は52.3だった。

IHSマークイットのチーフビジネスエコノミストクリスウィリアムソン氏は「これは世界的な需要低下の兆しで製造業が鈍化を主導している。とりわけ製造業で貿易戦争を指摘する声が多かった」と分析した。

新規輸出指数は48.9と2014年9月の統計開始以来の低水準となった。10月は49.2だった。

ウィリアムソン氏は第4・四半期の成長率について、12月の結果次第で0.3%か0.2%へ減速する可能性があるとの見方を示した。

サービス部門PMIは10月の53.7から53.1へ低下し2年1カ月ぶりの水準を記録した。事業見通し指数が前月の62.1から約4年ぶりの水準となる60.3に落ち込んだ。

製造業PMIも弱く10月の52.0から2016年半ば以来の水準となる51.5へ悪化した。生産指数は50.4と判断の境目となる50に迫った。前月は51.3。

受注の消化が急速に進み、受注残指数は48.4と前月の49.0から低下した。他の先行指数も低調だった。

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