21日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ250円ほど安い2万1300円台前半で推移している。20日の米株式相場の大幅下落や原油安を受けて投資家心理が悪化。幅広い銘柄に売りが先行し、下げ幅は一時300円を超えた。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
業種別では鉱業や非鉄金属、総合商社を含む卸売業など資源関連の下げが目立つ。20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅に下落し、一時およそ1年1カ月ぶりの安値を付けた。原油需給の悪化と同時に世界景気の減速懸念が意識され「リスク資産となる株式への売りにつながっている」(国内証券の情報担当者)との見方が増えている。
任天堂が下げ、年初来安値を付けた。三菱電や国際石開帝石、武田が安い。一方、20日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を背景に、東エレクが高い。ミネベアやユニチャーム、京セラが上げた。カルロス・ゴーン会長の逮捕で注目されている日産自は下落して始まったが、上げに転じた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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