[サンフランシスコ/マウンテンビュー(米カリフォルニア州) 1日 ロイター] - 米グーグルの社員は1日、セクハラ問題で退社した幹部に多額の退職金を支払っていたことに抗議し、世界各地でストライキを行った。
ストはアジア地域で始まり、欧州や北米に広がり、カリフォルニア州マウンテンビューの本社でも行われた。
ニューヨーク・タイムズ紙は先週、グーグルが2014年にセクハラ問題で辞任した当時のシニア・バイスプレジデント、アンディ・ルービン氏に9000万ドルの退職金を支払っていたと報じた。
ルービン氏はこの報道を否定。退職金の額が「あまりに誇張されている」としている。
ストの主催者によると、ダブリンやロンドン、チューリヒ、ベルリン、シンガポールなど約60%のオフィスでストが実施された。
マウンテンビューでは多くの従業員が「女性の権利は労働者の権利だ」と声をあげた。セクハラ被害者への支援を示す青いリボンをつけた女性もいた。
ストの主催者は、グーグルの親会社アルファベット<GOOGL.O>に対し、取締役会に従業員代表を参加させるよう要求。報酬の平等性に関するデータの共有や、嫌がらせの訴えをより公正に審査する人事制度も求めている。
グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「従業員が建設的なアイデアを提案した」とし「こうしたアイデアを実行に移していけるよう、従業員のフィードバックをすべて把握する」と表明した。
グーグルでは、社内の多様性向上や女性・マイノリティーの待遇改善を求める声が高まっている。
*内容を追加して再送します。
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