2018年11月23日金曜日

ホテル改修を前に旧奈良監獄を最後の一般公開

 明治政府が造った「五大監獄」で、唯一全体が現存する国の重要文化財、旧奈良監獄(奈良市)の一般公開が23日、始まった。平成33年春からホテルや史料館を含んだ複合施設として開業予定で、改修前の最後の公開となる。25日まで。

 旧奈良監獄は明治41(1908)年に建設。昭和21(1946)年から昨年3月まで奈良少年刑務所として使用されてきたが、老朽化のため閉鎖された公開は明治改元から150年の記念事業として法務省などが主催。放射状に広がる各収容棟を見渡せる「中央看守所」などの見学ができる。全国の刑務所で受刑者が作ったカバンや洗剤など日用品の即売会もしている。

 来場者の多くは中庭が見通せる正面玄関の前で記念撮影。京都市から家族で訪れた小学6年の若松さくらさん(11)は「ずいぶん前に造られたのにきれいな姿を保っていてすごい。赤れんがが美しいけど最後だから寂しい」と話した。

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