日産自動車とSUBARU(スバル)で無資格の従業員が完成検査をしていた問題で、国土交通省は30日、スバルの群馬県内にある2工場に立ち入り検査した。また2社以外に型式指定を受けている国内メーカーや海外メーカーの日本法人など23社から無資格検査はなかったと報告があったことも明らかにした。
同省は同日午後からスバルの群馬製作所(同県太田市)にある本工場と矢島工場の検査を開始。無資格での検査が長年にわたって行われていた経緯について調査する。
同日付で同社に対し、11月末までをめどに原因分析と再発防止策を取りまとめ、報告するよう指示した。
同省は日産とスバル以外に、日本国内で型式指定を受けている国内の自動車メーカーや海外メーカーの日本法人などからは同様の事案はなかったと30日までに報告があったことも公表した。今後報告内容を精査し、必要に応じて立ち入り検査して裏付けを進める。
日産が9月29日に無資格検査問題を公表したのを受け、同省は型式指定を受けている24社に同様の事案の有無を調べ、10月30日までに報告するよう指示していた。
スバルは30日午前に2工場で無資格検査があったとの社内報告書を同省に提出。来週半ばまでにリコール(回収・無償修理)を届け出る予定で、対象台数は約25万5千台の見通しだ。
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