ソフトバンクグループが協議を進めてきた傘下の米携帯電話事業者スプリントと同業TモバイルUSとの合併が暗礁に乗り上げた。事情に詳しい関係者が明らかにした。
Tモバイルの親会社ドイツテレコムに近い関係者は非公開情報だとして匿名を条件にした上で、ここ3日間、両社はバリュエーションの違いを巡り折り合いが付かなかったと述べた。また別の関係者は、ソフトバンク取締役会の複数メンバーが米携帯電話事業の支配権を手放すことに懸念を示したと話した。
日本経済新聞は31日にもソフトバンクが統合協議の打ち切りを提案すると報じた。同紙によると、統合後の支配権を巡る懸念が協議中止の背景だった。関係者らによれば、最終的に交渉が再開されるかどうかは不明だ。
報道を手掛かりにスプリントの株価は下落、13%安まで売り込まれた場面もあった。Tモバイルも安い。一時5.9%安まで売られた。ブルームバーグは今月、事情に詳しい関係者の情報を基に両社の合併交渉は大詰めを迎えており11月半ばから下旬に正式発表する見通しだと報じていた。
ドイツテレコムとTモバイルはコメントを拒否。スプリントとソフトバンクの担当者にコメントを求めたが返答は得られていない。
原題:Sprint’s Merger Talks With T-Mobile Are Said to Be in Peril(抜粋)
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