国土交通省は30日、国の規定に反して新車の無資格検査をしていたSUBARU(スバル)に業務体制の改善を指示し、1カ月後をめどに再発防止策を報告するよう要請した。不正の実態を確認するため、問題を起こした群馬県の2工場に立ち入り検査に入った。
日産自動車の無資格検査問題を踏まえた日産以外の自動車メーカー計24社からの報告結果をまとめ、スバル以外に不適切な事例はなかったことも公表した。24社にはトヨタ自動車やホンダ、マツダなど国内各社のほか、外国車メーカーの日本法人も含まれている。
国交省はスバルにリコール(回収・無償修理)などの対応を速やかに検討することや事実関係の詳細な調査、法令順守状況の点検も求めた。国交省は今後の報告内容を踏まえて「厳正に対処する」としている。
30日に立ち入り検査をしたのは群馬県太田市にある群馬製作所の本工場と矢島工場。
各社の報告結果では、不正な検査が広がっていないことが示された。国交省は今後、各社に立ち入り検査などを実施するなどして報告内容を精査する。メーカー任せにしてきた検査制度の見直しも課題となる。
国交省は日産の無資格検査が発覚した9月下旬、1カ月以内に無資格検査などの不適切な事案がないかを調べて報告するよう要請していた。
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