2017年10月28日土曜日

FRB次期議長、来週発表へ パウエル氏有力の報道も

 来年2月で任期が切れる米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事について、ホワイトハウスのサンダース報道官は27日、トランプ大統領が来週発表するとの方針を明らかにした。一部メディアはパウエルFRB理事が有力だと報じており、人選は大詰めを迎えている。

 関係者の話としてトランプ氏がパウエル氏を選ぶ方向に傾いていると報じたのは、ブルームバーグ通信。ロイター通信も同日に報じたが、「最終決定ではなく、いつでも考えを変える可能性がある」と留保をつけた。一方、トランプ氏は同日のツイートで「人々は私の決断を固唾(かたず)をのんで見守っている」とけむにまいた。

 トランプ氏はこれまで、パウエル氏のほか、テイラー米スタンフォード大教授、イエレン議長の名前を候補に挙げている。25日の米FOXテレビのインタビューでは、イエレン氏を評価しながらも、「自分の色を出したい」と話し、オバマ前大統領に選ばれたことがマイナスになるとの見方を示した。

 パウエル氏は金融政策では「中立派」とされ、イエレン氏の緩やかな利上げ路線を継承するとみられている。テイラー氏は金融引き締めに積極的な「タカ派」とみられており、金融政策が変わる可能性がある。(ワシントン=五十嵐大介

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