SUBARU(スバル)の国内工場で資格を持たない従業員が車両の完成検査に携わっていたことが27日、わかった。事情に詳しい関係者が明らかにした。無資格検査の発覚は日産自動車に続いて2社目。
関係者が未公表の情報であるとして匿名を条件に明らかにしたところによると、問題が発覚したのは同社の群馬製作所(群馬県太田市)。日産自の問題を受けた社内調査で判明し、きょうにも詳細を発表する可能性があるという。
スバルの株価は一時前日比3.3%安の3939円と、5月10日以来の日中下落率となった。
無資格者による完成検査をめぐっては、日産自動車で9月に発覚。10月に入って約116万台のリコールを届け出た。その後の調査で問題発覚後も一部の工場で無資格検査が継続されていたことがわかり、日産自は国内全工場で国内向け出荷を停止するなどの措置を取り、3万8650台を追加リコール。国交省が自動車メーカー各社に過去にさかのぼり、調査を求めていた。
スバルの無資格検査は27日付の日本経済新聞朝刊が先に報じていた。日経新聞によると、日産自と同様、有資格者の名簿にない従業員が検査に従事していた。スバルでは完成検査員が約250人おり、2-6カ月の研修を経て完成検査員となるが一部で研修中の従業員が従事していたという。また、30年以上前から行われていたと同日の共同通信は報じた。
スバル広報担当の高林由美子氏は電話取材に国交省への報告はしておらず、現時点でコメントは控えたいとした。
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