[東京 30日 ロイター] - 国土交通省は30日、新車出荷前に安全性などを最終確認する「完成検査」において、日産自動車(7201.T)とSUBARU(スバル)(7270.T)の2社を除き、国内での生産・販売が許される「型式指定」を受けている23社(海外メーカーの日本法人なども含む)から違反行為はなかったと報告を受けたと発表した。
日産の無資格者による検査発覚を受け、同省は他社にも同様の不正がないかどうかの調査を要請し、今月30日までに報告するよう指示していた。
同省はまた、同日午後にスバルの群馬製作所(群馬県太田市)にある本工場と矢島工場への立ち入り検査を実施。さらに、同日付でスバルに対して詳細な原因分析や再発防止策などを11月末をめどに報告することも指示した。
スバルは30日午前に国交省へ2工場での無資格による検査があったとの社内報告書を同省に提出した。同社は来週半ばまでに約25万5000台のリコール(回収・無償修理)を届け出る予定。
型式指定とは、メーカーが自動車などの量産や販売を国内で行う場合、国交省へ申請し、保安基準への適合性などの審査を受けて指定を受けるもので、型式指定を受けて初めて国内で生産や販売が認められる。
白木真紀
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