三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長はインタビューに応じ、人口減少などを背景に販売不振が続く支店・地方店について「(その地域に店がなくなることも)十分あり得る」と述べ、さらなる店舗閉鎖も辞さない考えを示した。また、東京・新宿に出店を予定していた訪日外国人向けの空港型免税店は「中止したい」と、計画を撤回する方針を明らかにした。
三越伊勢丹HDは全国に22の支店・地方店があるが、赤字の店も少なくない。3月には伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)の閉鎖が決まっている。杉江社長は店舗閉鎖の基準について「店舗への投資を回収できるかが重要。現在赤字か黒字かではなく、10年先を見据えて判断する」と述べた。(2018/01/02-15:10)
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