東京電力は19日、福島第1原発2号機でカメラ付きガイドパイプを使った原子炉格納容器の内部調査を行い、容器の底の全体に小石状や粘土状の堆積物が広がっている様子を撮影するのに成功した。落下した核燃料集合体の一部も写り、東電は「集合体の周辺に確認された小石状の堆積物は、溶融核燃料(デブリ)と思われる」としている。デブリならば2号機では初めての確認となる。
調査は格納容器の貫通部から約13メートルのパイプを投入し、圧力容器の直下にある作業用足場の脱落場所から、先端のカメラをつり下ろして撮影した。作業はこの日で終了した。
東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は19日夜、「米スリーマイル島原発事故でも小石状のデブリが確認されている」とデブリと判断した根拠を説明。国と東電はデブリを取り出す初号機の選定と工法の確定を平成31年度に行う計画で、木元氏は「重要な情報として使える」と述べた。
昨年1~2月の調査ではサソリ型ロボットを投入したが、デブリの確認はできなかった。3号機では昨年7月、初めてデブリの可能性が高い物体を確認。1号機では確認されていない。
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