いま中国で最も売れていて、世界シェア4位にまで伸し上がったスマホメーカー・OPPO(オッポ)が満を持して日本に上陸します。
OPPOは、中国の大手電子機器メーカー・歩歩高(BBK)傘下のメーカーで、スマホ市場に参入したのは2011年。当初からカメラ性能に注力し、レオナルド・ディカプリオをCMに起用するなど、積極的な販売戦略も話題になりました。
「OPPO」という名前は聞いたことはなくても、アジアの主要都市でグリーンに白抜きのロゴを掲げた広告を「見たことがある!」っていう人は少なくないのでは? ちなみに歩歩高グループ傘下にはVivo(ビボ)というスマホメーカーもあり、Vivoも世界シェア5位にまで成長しています。
↑昨年6月に上海で開催された「Mobile World Congress Shanghai」では、OPPOとVivoが並んで出展し、来場者の注目を集めていた。OPPOは、2016年に中国市場での年間出荷台数で1位を獲得し、2017年第3四半期のスマホの出荷台数調査報告でアジアで1位、グローバルで4位にランクインしている
↑昨年6月に発表した「R11」は、2000万画素のフロントカメラを搭載し、世界的な人気を集めた
↑中国の主要都市では数多くの専売店を展開。20〜30代の若い世代に人気が高い
日本市場への参入は、昨年11月にOPPOの日本法人が転職サイトで営業職を募集したことで発覚しました。それがニュースになるほど、モバイル業界では大きな出来事なんです。はい、筆者としても「待ってました!」と叫びたい気持ちです(笑)。
年が明けて1月17日からはTwitterとFacebookに公式アカウントが開設され、「はじまして、OPPOです。(中略)この度、日本で活動を開始させていただくこととなりました」というメッセージが公開されました。
↑1月17日にTwitterとFacebookの公式アカウントを開設し、日本発売に向けて準備を進めていることを明かした
日本市場ではフラッグシップ機を投入?
日本市場向けの第1弾として発売されるモデルは、グローバルでは昨年11月に発表された「OPPO R11s」になりそうです。縦長ディスプレイで狭額縁、背面にはデュアルカメラという、最新トレンドを押さえたフラッグシップモデル。日本向けモデルの詳細については、後日開催される発表会を待つ必要がありますが、2000万画素+1600万画素のデュアルカメラ、2000画素のフロントカメラといった主要スペックは、グローバルモデルを踏襲していると思われます。
↑日本で発売される見通しの「R11s」。前モデル・R11はディスプレイの下に指紋センサーを搭載していたが、R11sは指紋センサーを背面に移し、ディスプレイがより広くなった
↑鮮やかなレッドは、日本でも人気を集めそうだ
↑R11sはグローバル向けのフラッグシップモデル。中国向けのECサイトをチェックしたところ、販売価格は2999人民元(約5万1500円)〜だった
筆者は、いち早く「R11s」に触れることができたのですが、メーカー自ら「カメラフォン」と称するだけあって、カメラ性能はかなり高い印象。シチュエーションを問わず、カメラまかせでキレイな画質で撮影できそうです。以下、R11sのデュアルカメラで撮影した作例となります。
【作例】
日本では、OPPOと同じ中国メーカーで世界シェア3位のファーウェイが、SIMフリー市場で人気集め、じわじわとシェアを拡大しています。そんな “中国メーカーの雄” ファーウェイをも脅かす勢いがあるメーカーがOPPOです。
↑昨年の春にスペイン・バルセロナで開催された世界最大級のモバイル展示会「Mobile World Congress 2017」では、デュアル5倍光学ズームカメラを搭載したプロトタイプを出展し、技術の先進性をアピールしていた
アジアを席巻したOPPOの勢いは日本にも波及するのか? それとも多くの海外メーカーと同様に市場で受け入れられるまでには時間を要するのか? 今後の動向に注目しましょう。GetNavi webでは、日本向けのR11sが正式に発表されたら、注目のカメラ性能を掘り下げたレビューも公開する予定にしております。お楽しみに!!
Read Again http://news.nicovideo.jp/watch/nw3235379
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