2018年8月16日木曜日

北海道7空港民営化で4陣営が応募 来夏に委託先決定

 国土交通省は16日、2020年6月から段階的に民営化を始める北海道内7空港の運営委託先の募集を締め切り、4グループから応募があったことを明らかにした。1次審査で今年9月ごろまでに最大3グループに絞り込み、2次審査を経て来年7月ごろに委託先を決める。

 国交省は企業名を明らかにしていないが、関係者によると、新千歳空港ターミナルビルを運営する北海道空港と東京急行電鉄、三菱地所、日本政策投資銀行の陣営のほか、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港一体運営を担うオリックス中心の陣営が参加。フランスのパリ空港公団と東武鉄道、東京建物の陣営なども応募したとみられる。

 民営化の開始時期は新千歳が20年6月1日、旭川が同年10月1日、稚内と釧路、函館、帯広、女満別の5空港が21年3月1日を予定している。委託会社は7空港を一括運営。委託期間は原則30年で、災害など不測の事態が起きれば5年間まで延長を認める。

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