米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は24日夜(米国時間)にブログで、同社の株式上場を続ける考えを明らかにした。マスク氏は今月7日に突然、「非上場化を考えている」とツイートし、米証券取引委員会(SEC)の調査も表面化していたが、結局断念した。
マスク氏は翻意の理由を「株主の多くが上場を続けることを望んでいる」「当初想定していたよりも、非上場化には時間がかかる」と説明した。23日にテスラの取締役会へ考えを伝え、取締役会も支持することを示唆したという。
非上場化を巡っては、マスク氏が以前のツイートで「(株式を買い取る)資金は確保した」と言及したことを巡り情報の正確性への疑問が噴出し、SECも調査に入っていた。空港への運転中に重要情報をツイートしたマスク氏の不用意さも指摘されていた。(ロサンゼルス=尾形聡彦)
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