飲料の自動販売機事業大手「ジャパンビバレッジ東京」の支店長が部下に「有給チャンス」と称し、クイズに全問正解すれば有給休暇を取得できるとするメールを送っていたことが20日、分かった。労働組合は「有休取得は労働者の当然の権利だ」として同社に労働環境の改善を要求。親会社のジャパンビバレッジホールディングスによると、支店長を厳重注意とした。処分を検討する。
ジャパンビバレッジ東京の一部従業員が加入するブラック企業ユニオンによると、平成28年5月、都内の支店長が部下に対し、約15の駅名を挙げて「売上の高い順に並び変えてください」「全問正解で有給チャンス」などと書かれたメールを回答期限付きで送った。「不正回答は永久追放します。まずは降格」との記載もあった。
正解者はおらず、支店長はその後「残念ながら全員はずれでした。よかった。よかった」などとのメールを送っていたという。
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