というのも「CR-Vというのは面白いクルマで、例えばアメリカでは女性の人が50%以上乗っている。東南アジアや中国では男性が9割くらい。なのでいろんな人に対して同じような価値を提供しなくてはいけない」と永留氏は語る。
だから「グローバルで年間70万台以上販売し、世界中の方々にお使い頂いているクルマの責任として、ことさらに尖る必要はない、世界の誰もがどんな環境で乗っても安心して快適な移動を提供したい。つまり誰にでも使えるストレスフリー、究極に普通なクルマを造りたいという思いで開発した」というわけだ。
このため「最も力を入れたのが、徹底的に磨き上げたダイナミック性能で、お客様に満足して頂くために、ヨーロッパに行き様々な環境下でテストを行った」と明かした上で、「オーストリアの山岳路、スペインの高地、イギリスのカントリーロード、そしてドイツのアウトバーン、シビアで多様な要求をひとつひとつ満たしながら、5代目はCR-V史上最高の実力を身に着けた」と永留氏は自信を示した。
さらに「ダイナミックパフォーマンスで目指したのはどんな場所でも、どんなシーンでも、誰が乗っても、快適で安心して楽しめるクルマ。それを達成するために、徹底的にクルマに乗り、技術の細部にわたり磨き上げた。加速、ステアリング、ブレーキフィールなど各領域すべてにおいて先代に比べ格段に進化させた。またハイブリッドモデルは加速性能とエンジン音のリニア感など静粛性においてはガソリンモデルより上質に仕上げた」とも強調した。
2年ぶりの復活となる新型CR-Vはまず1.5リットル直噴ターボエンジン搭載のガソリンモデルが8月31日に先行発売され、CR-V初となるハイブリッドモデルは11月1日から販売が開始される。価格はガソリンモデルが323万280-403万560円、ハイブリッドモデルは378万4320~436万1040円となっている。
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