OPPO Japanは8月22日、国内向けに新たなSIMフリースマートフォンを投入すると発表した。防水機能と「おサイフケータイ」(FeliCa決済)に対応したハイエンドモデル「R15 Pro」と、大容量バッテリーが特徴のミドルレンジモデル「R15 Neo」を8月下旬〜9月下旬にかけて発売する。
同社は、中国スマホ市場でシェア2位に位置するOPPOの日本法人。1月に日本参入を発表し、第1弾としてカメラ機能が充実した「R11s」を発売していた。第2弾となる新モデルは「超越」をテーマに開発し、デザイン・機能・スペックの面で前モデルを上回ることを目指したという。
「誠意を込めた」おサイフケータイ搭載の「R15 Pro」
「R15 Pro」は、背面に2000万画素+1600万画素のデュアルカメラ、前面に2000万画素のインカメラを搭載。米Qualcommのプロセッサ「Snapdragon 660」と、3430ミリアンペア/時のバッテリーを内蔵する。
6.28インチの有機ELディスプレイ(フルHD+、2280×1080ピクセル)も備える。メインメモリは6GB、内蔵メモリは128GB。防水機能とおサイフケータイも搭載する。
カメラ利用時にAI(人工知能)を活用して人の顔などを認識する機能「A.I.ビューティー」も前モデルから進化。より顔や肌を美しく撮影できるようになった。動物や料理、風景などの撮影対象も認識するため、犬をよりかわいらしく写すことや、夕日をより鮮やかに写すことなども可能になるという。
手と指のジェスチャーで画面を操作できる機能や、動画を鑑賞しながらSNSなどを利用できるマルチタスク機能も持つ。カラーはレッド・パープルの2色。価格は6万9880円(税別、以下同)、発売日は9月下旬。
OPPO Japanのトウ・ウシン社長は「参入からわずか半年で、FeliCaと防水に対応したスピード感は、商品の現地化をいち早く進めたいという決意の表れだ。消費者はわれわれの誠意を感じ取ってほしい」と意気込む。
ダイヤモンドに着想を得た「R15 Neo」
「R15 Neo」は、背面に1300万画素+200万画素のデュアルカメラ、前面に800万画素のインカメラを搭載。米Qualcommのプロセッサ「Snapdragon 450」と、4230ミリアンペア/時の大容量バッテリーを内蔵する。
6.2インチのTFT液晶ディスプレイ(HD+、1520×720)も備える。3GB×64GBと4GB×64GBの2機種を設定する。防水機能とおサイフケータイには非対応。
カメラの「A.I.ポートレートモード」では、背景の自然なぼかしを演出することや、撮影した人物を美しく強調することが可能という。
カラーはダイヤモンドブルー、ダイヤモンドピンクの2色。価格は3GBが2万5880円、4GBが2万9880円。前者は9月7日、後者は8月31日に発売予定。
OPPO Japan プロダクトマネージャーの中川裕也氏は「ダイヤモンドに着想を得て、見る角度によってデザインが変わる背面デザインを取り入れた。機能面ではコアユーザーのニーズに応え、容量不足と充電切れのストレスを解消できる仕様にした」と自信を見せる。
トウ社長は「今後はより多くのパートナー企業と手を組み、より良いサプライチェーンとサービスを構築したい。端末の販売拠点も増やし、さらに充実したアフターサービスを届けていきたい」と展望を語った。
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