NZドル円 73.70円前後で底堅い、GDT物価指数の低下にも反応薄
NZドルは対円で73.75円、対ドルでも0.6679ドルまで上値を伸ばし、堅調な地合い。先ほどNZ乳業大手フォンテラが発表した、前回比3.6%低下のGDT物価指数にも反応は薄かった。同じオセアニア通貨の豪ドルは、対円で81円前半で底堅く、対ドルでは0.73ドル半ばでもみ合い。
NY市場動向(午前10時台):ダウ84ドル高、原油先物1.36ドル高
[欧米市場の為替相場動向]
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 25842.59 +83.90 +0.33% 25855.94 25784.90 20 10
*ナスダック 7871.22 +50.21 +0.64% 7872.23 7836.79 1635 504
*S&P500 2867.85 +10.80 +0.38% 2868.94 2861.51 333 168
*SOX指数 1340.78 +18.68 +1.41%
*225先物 22320 大証比 +100 +0.45%
【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 110.43 +0.36 +0.33% 110.49 110.13
*ユーロ・ドル 1.1529 +0.0047 +0.41% 1.1540 1.1492
*ユーロ・円 127.32 +0.94 +0.74% 127.32 126.83
*ドル指数 95.54 -0.36 -0.38% 95.75 95.44
【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 2.60 +0.02 0.63 0.61
*10年債利回り 2.85 +0.03 2.08 2.05
*30年債利回り 3.01 +0.02 2.92 2.88
*日米金利差 2.76 +0.04
【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 67.79 +1.36 +2.05% 68.10 66.52
*金先物 1197.4 +2.80 +0.23% 1203.10 1196.00
【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 7577.21 -14.05 -0.19% 7601.65 7569.89 49 50
*独DAX 12408.61 +77.31 +0.63% 12432.66 12316.35 23 6
*仏CAC40 5424.71 +45.06 +0.84% 5427.26 5367.38 35 5
円 主要通貨に対し弱含み、ドル円は110.40円付近
高寄りしたダウ平均が約80ドル高と底堅く、昨日は低下傾向にあった米10年債利回りは2.84%半ばまで回復している中、円は主要通貨に対して弱含みに推移している。ドル円は110.40円付近、ユーロ円が127.08円近辺、ポンド円が141.80円前後と本日レンジの高値圏。豪ドル円は81円前半、NZドル円が73.60円近辺でしっかりした値動き。
欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、じり高
21日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。22時時点では110.37円と20時時点(110.27円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。日経平均先物の上昇など株高を手掛かりにした買いの流れが継続。ロス米商務長官が「自動車関税に関する調査や報告が延期される可能性」との見解を示したことも買いを誘った面があり、一時110.44円まで値を上げた。もっとも、市場では「110.50円以上には断続的に売り注文が並んでいる」との指摘もあった。
ユーロドルはさえない。22時時点では1.1504ドルと20時時点(1.1522ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。対円などでドル買いが進んだことで一時1.1492ドル付近まで弱含んだものの、1.1500ドル割れ水準では押し目買いも入るなど売りの勢いも持続しなかった。
ユーロ円は22時時点では126.97円と20時時点(127.05円)と比べて8銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎに126.85円付近まで下落したが、その後はユーロドルと同様に下げ渋った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:109.78円 - 110.44円
ユーロドル:1.1481ドル - 1.1542ドル
ユーロ円:126.26円 - 127.16円
NY外為:ドル下げ幅縮小、米債利回り上昇
[欧米市場の為替相場動向]
NY外為市場開始後、ドルが下げ止まった。米国10年債利回りは2.82%から2.84%まで上昇。ドル・円は110円31銭から110円44銭まで上昇した。東京市場では、トランプ大統領の発言を受け、米国がドル安政策に転じるとの憶測が再燃し、109円台後半まで下落、重要な節目となる200日移動平均水準109円96銭を一時割り込んだ。
その後、NY市場では引き続き同水準が強いサポートになる。ユーロ・ドルも1.1519ドルから1.1492ドルまで下落。心理的節目となる1.15ドルを再び割り込んだ。
【NY為替オープニング】米中貿易協議への期待も通貨戦争への懸念
●ポイント
・中国人民銀行「トランプ大統領の中国が人民元を操作しているとのコメントに関し、理解し合えることを望む」「米中、問題を理解し合えることを望む」「人民元は市場の需要と供給により決定される」
22日のニューヨーク外為市場では米中貿易協議を控え、期待感にリスク選好の動きが予想される。ただ、通貨戦争への懸念に、ドルも上値が抑制される可能性がある。
トランプ大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げやパウエル議長を非難。さらに、中国や欧州が貿易で競争力を強めるために人為的に通貨を安くしていると批判したことを受けて、米国がドル安を望んでいるとの憶測が再燃。ドル売りにつながった。トランプ大統領はまた、米国の関税発動に対抗し、中国が人民元を安くしていると指摘。一方で、中国人民銀行は、貿易論争に人民元を利用しないとしている。
FRBはトランプ大統領が就任した2017年1月以降、景気の回復にともない6回の利上げを実施している。前オバマ大統領下では、1回。FRBはさらに、本年あと2回、来年2019年には3回の利上げが想定されている。
貿易不均衡の是正を経済政策のひとつとして掲げているトランプ大統領は、選挙中から中国や欧州が通貨操作をしていると批判してきた。米国がドル安政策に転じたとの見方から2017年度には通年でドルは下落。2018年は米国経済の強い成長、インフレの上昇で、利上げペースが加速するとの思惑を背景にドルは上昇に転じている。
トランプ大統領はロイターのインタビューにFRBの独立性に関する質問に「FRBは国家のためになることをすべき」と答えた。
今週は、米ワイオミング州ジャクソンホールでカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開催される。パウエル議長のジャクソンホールでの演説では、トランプ大統領の見解に対するFRBの対応に焦点が集まる。FRBはあくまでも独立機関であるため、経済の回復に伴い、中立を目指した緩やかな利上げを継続する方針を貫く可能性が強いと考える。ドルも短期的には伸び悩む可能性があるものの、中長期的には依然、上昇基調にあると考える。
今週はまた、7月31日から8月1日にかけて開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表する。議事録はFOMCの利上げ軌道を確認するために重要視されている。FRBはこの会合で、市場の予想通り金利を据え置いた。しかし、経済の見通しを引き上げ9月の利上げを示唆。年あと2回の利上げ見通しを後押しするタカ派的な内容となった。
・ドル・円は、200日移動平均水準の109円96銭を上回る限り上昇基調か。
・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1966ドルを下回っている限り下落基調か。
ドル・円110円32銭、ユーロ・ドル1.1518ドル、ユーロ・円127円07銭、ポンド1.2828ドル、ドル・スイスは0.9880フランで寄り付いた。
【ディーラー発】ドル円クロス円一段高(欧州午後)
欧州株の堅調推移に加え日経先物の上昇も好感されたことで円売りの流れが継続。ドル円は米債利回りの上昇幅拡大も後押しとなり110円41銭付近まで上値を伸ばした。また、クロス円もつれてポンド円が141円56銭付近まで、豪ドル円が81円21銭付近まで値を上げともに本日高値を更新したほか、ユーロ円は127円を挟んで底堅く推移している。一方、ユーロドルはドル円の上昇に抑えられ1.15前半で上値の重い値動き。21時08分現在、ドル円110.393-396、ユーロ円127.023-028、ユーロドル1.15065-069で推移している。
【NY市場の経済指標とイベ ント】:8月21日
[欧米市場の為替相場動向]
8月21日(火)(注:数値は市場コンセンサス、前回数値)
・トルコ休場(犠牲祭、24日まで)
・米国、対中関税に関するヒアリング
ドル円110.35円まで上げ幅拡大、110.50円以上にドル売りオーダー
ドル円は、米10年債利回りが2.84%台へ上昇していることで、110.20-30円のドル売りオーダーをこなして110.35円まで上げ幅拡大。しかし、110.50円から111円にかけて断続的にドル売りオーダーが控えている。
ドル・円は110円13銭から110円29銭までじり高に推移
[欧米市場の為替相場動向]
21日のロンドン外為市場では、ドル・円は110円13銭から110円29銭までじり高に推移した。欧州株高や米株先物上昇を受けて円売りが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.1512ドルから1.1540ドルで推移し、ユーロ・円は126円83銭から127円16銭で推移した。ユーロの買い戻しが先行した。
ポンド・ドルは1.2812ドルから1.2844ドルで推移。英国の7月財政収支は予想外の黒字だったが、ポンド買いは目立たなかった。ドル・スイスフランは0.9867フランから0.9883フランで推移した。
[経済指標]
・英・7月公的部門純借入額(銀行部門除く):-20億ポンド(予想:-11億ポンド、6月:+42億ポンド←+54億ポンド)
[要人発言]
・中国人民銀行高官
「人民元相場は主に市場の需給で決まる」
「人民元を貿易摩擦の武器として使用せず」
「中国経済のファンダメンタルズは堅調」
「人民元を妥当な水準で基本的に安定させることが可能」
欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、しっかり
21日の欧州外国為替市場でドル円はしっかり。20時時点では110.27円と17時時点(110.16円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。時間外のダウ先物や日経平均先物の上昇をながめ、投資家のリスク志向改善を意識した買いが入った。米長期金利の上昇も買いを誘い、19時前には一時110.29円まで上昇。もっとも、110.30円には売りも観測されており、その後は次第に買いの勢いも落ち着いた。
ユーロ円は強含み。20時時点では127.05円と17時時点(126.84円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。株高を支えに全般円売りが優勢となるなか、18時前には一時127.16円まで上昇。その後も高値圏で底堅く推移した。
ユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.1522ドルと17時時点(1.1514ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。18時前に1.1540ドル付近まで上昇する場面があったが、アジア時間につけた高値の1.1542ドルが意識されると買いも一服した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:109.78円 - 110.29円
ユーロドル:1.1481ドル - 1.1542ドル
ユーロ円:126.26円 - 127.16円
ドル・円は110円13銭から110円29銭までじり高に推移
[欧米市場の為替相場動向]
21日のロンドン外為市場では、ドル・円は110円13銭から110円29銭までじり高に推移している。欧州株高や米株先物が上昇しており、円売りが優勢になっている。米10年債利回りが2.84%台まで上昇している。
ユーロ・ドルは1.1512ドルから1.1540ドルまで推移し、ユーロ・円は126円83銭から127円16銭で推移している。ユーロの買い戻しが先行している。
ポンド・ドルは1.2812ドルから1.2836ドルで推移。英国の7月財政収支は予想外の黒字だったが、ポンド買い材料にならず。ドル・スイスフランは0.9867フランから0.9883フランで推移している。
ドル・円は一段高、欧州株高で米長期金利上昇
[欧米市場の為替相場動向]
ドル・円は欧州市場で一段高となり、110円30銭付近に値を切り上げた。前日はトランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ継続をけん制しドル売りを誘発したが、足元はドルの買い戻しが観測される。欧州株がほぼ全面高、米株先物も上げており、米10年債利回りが2.83%台に上昇している。ユーロ・ドルは節目の1.15ドル台を維持しているものの上げ渋っている。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円13銭から110円29銭。ユーロ・円は126円83銭から127円16銭、ユーロ・ドルは1.1512ドルから1.1540ドルで推移。
NY為替見通し=米大統領の利上げけん制に対するFRB議長の対応に要警戒か
NY為替市場のドル円は、昨日のトランプ米大統領による利上げけん制に対するパウエルFRB議長の反応に警戒する展開となる。
昨日は、トランプ米大統領がパウエルFRB議長の利上げ路線に不満を表明したとの報道でドルは全面安となったが、本日から24日に予定されているジャクソンホール会議での講演に向けて、パウエルFRB議長からの反応に警戒する展開となる。
トルコ情勢に関しては、トルコが本日21日から24日までイスラム教の祝祭(犠牲祭)で休日となるものの、エルドアン・トルコ大統領やアルバイラク・トルコ経済相などの要人発言には要警戒となる。
現在、米国議会では2000億ドルの対中制裁関税に関する公聴会が開催されており、22-23日は、米中の次官級通商協議が開催されることで、23日に予定されているトランプ米政権による対中制裁関税第2弾(160億ドル規模)の発動に向けた米中貿易戦争の帰趨にも要警戒か。
テクニカル分析では、一目均衡表・雲を下抜けたことで三役逆転の強い売りシグナルが点灯しており、MACD(移動平均収束拡散法)など主要なテクニカル分析もドル売りシグナルが点灯している。本日は200日移動平均線109.86円の攻防に要警戒となる。
ドル売りオーダーは、110.20-30円、110.50-80円、111円台から112円にかけて断続的に控えている。ドル買いオーダーは109.50-60円、109.30円、109.00円に控えている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処は、日足一目均衡表・雲の下限の110.52円、その上は上限の111.38円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処は、6月27日安値の109.69円、その下は6月26日安値の109.37円。
ドル円110.29円まで上げ幅拡大、米10年債利回りは2.835%へ上昇
ドル円は、米10年債利回りが2.835%まで上昇していることで110.29円まで上げ幅拡大。110.30円には米系マクロファンドのドル売りオーダーが控えている。ユーロドルは1.1515ドル、ポンドドルは1.2813ドルまで弱含み。
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